La sonrisaブログ

憲法改正について勉強してきました☆

2022.07.03 La sonrisaブログ

参議院選挙がはじまり、今回は「改憲」も争点になっていますね。

私も気になり、自民党草案を見てみようと紙にコピーしてみましたが、わかりにくい・・・。

そんな中、ちょうど憲法の勉強会がある事を教えてもらい、行ってきました。

 

講師は『誰のための憲法改「正」?』の本をだされてる馬場利子さん。

浜松原発の放射能汚染測定室を開設されて、環境省環境カウンセラーでもあるすごい方でしたが、とてもわかりやすく解説してもらえ、なにより人の幸せに一生懸命で温かい方でした。

さて、しかし、解説されればされるほど信じがたい改憲草案でびっくりしました。

 

これは仕事うんぬん以前の、生きていく為の基本的な問題で、日本人として知っておいたほうがいい内容ではないのかと思ったので、一部ですがアウトプットさせてください。

 

まずは、現行憲法が平和を誓った、憲法の3原則「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」があり、

日本の国民が「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し(憲法前文抜粋)」たもの

であることを念頭に入れてから見た方がわかりやすいかもしれません。

 

・現行『憲法前文』一部

主語は、主権のある「日本国民」です。

憲法は私達国民が国家権力に歯止めをかけるためにあるとのこと。

「日本国民」は「政府」が再び戦争をしないようにしなければいけませんと。

それが、自民党草案ではそのことが省かれ、「国民に憲法を守らせよう」とする内容になってしまっているようです。

そして、馬場さんは「平和への誓い」も消えているとおっしゃってます。

 

・現行『基本的人権の尊重』

自民党草案では重複するから「削除」となっています。

でも、(緊急事態の宣言)が新設され、その中で、(緊急事態の宣言の効果)のところで「基本的人権は最大限に尊重されなければならない」となり、現行の「侵すことのできない永久の権利」から言葉が弱くなっているようです…。

また、「国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従がわなければならない」と、国民が命令させられる内容になってしまっているとのこと…。

 

・新設(緊急事態の宣言)の中身の「内乱等による社会秩序の混乱」ですが、今でさえ勝手に決められた納得のいかない法案もあるのに、「反対!」と声をあげた人がつかまったりするのでしょうか。。

 

・自民党草案新設「国防軍」

「平和を守るため」との名目で世界で起こる戦火に行き、殺人を命じられて断ったら命令違反にもなりかねないとか。

・新設(領土等の保全等)

「国民と協力して」とあり、尖閣諸島(領土)を守るために一般市民が行かされるのでしょうか?

 

・新名(国民の責務)

現行では「公共の福祉のため」が、草案では『公益(利益)のため』になっています。利益がでない地方はなくしていくかのようです。

 

・自民党草案新設(家族、婚姻等に関する基本原則)

家族の助けあいはもちろんだとは思いますが、わざわざ義務の言葉にするのは「介護」も「生活保護」も家族や親せきで助け合うようにと命じているようだといいます。。

 

さて、一部でしたが、自民党憲法草案、改憲の内容はどうでしたでしょうか。

現行憲法が国民主権の『政府などの権力者が義務を負う』という平和の願いが盛り込まれたものから、自民党草案では『国民が守らなければならない義務』と取り変わってしまっているといいます。。。

読み解くと確かにそのように思えます。

 

また、憲法は海外では何回も変わっているのに日本憲法は戦後ずっと変わっていないからと変えようという動きがありますよね。私も「そうなのかな」と思ってましたが…。

でも、憲法はマッカーサーが作ったものと思っていたら、「日本人が作ったのよ」と馬場さんに教えてもらいました。

ここも気になってたところです。

これは次回のブログに記したいと思います。